長く飾られていた洋画を手放されたケース
住まいの改装を機に、応接間に飾ったままだった洋画を整理したいというご依頼でした。三十年ほど前に百貨店の美術画廊で求めた作品が中心とのことでした。
主に査定したのは、油彩の風景画、水彩画、リトグラフ、シルクスクリーン、額装された素描です。
油彩は右下の署名と裏面の記載、キャンバスの弛みや絵具のひび割れを確認しました。版画はエディション番号と鉛筆サインの有無、マージン部分のヤケやシミを拝見しております。額の裏に画廊の証紙が残っていた作品は、そこから購入時期と取扱店をたどってご説明いたしました。
ご相談のうえ、油彩の風景画、リトグラフ、シルクスクリーンなどをお買取りさせていただきました。改装後も掛けられる一点は残されております。
大判の額装品が多く運び出しに難儀される状況でしたが、その場で壁から下ろして確認できたため助かったとおっしゃっていました。



美術品は、作品そのものと同じくらい付属する資料が判断の助けになります。鑑定書や共シール、画廊の証紙、購入時の領収書、図録などが残っていれば作品と一緒にお預かりいたします。
額縁も評価の対象になりますので、古いからと外して処分される前にご相談ください。作品は無理に額から出さず、シートのまま保管されているものも巻き直さずそのままにしておいていただけますと、傷めずに拝見できます。作者が分からない作品や、飾らないまま仕舞われていたものでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。